Yung Sui Na, Iris | 香港中文大学 日本研究学科 Menu

Iris Yungさんは2012年の卒業生で、名古屋市で知的障害者がどのように仕事を探すのかを研究しました。以下は、Irisさんが卒業研究(FYP)を通して学んだことの報告です。

通りを歩いていると、時々様子の違う人を見かけることがありました。わたしに分かるのは、彼らは知的障害者であるということだけでした。わたしは、彼らのことが怖かったですし、危ない人たちだと思っていました。留学に行く前には、知的障害者を助けようとしたり、そばに寄ったりしたことは一度もありませんでした。彼らの人生は災難だとさえ思っていました。しかし、卒業研究を通して、わたしは「尊重」ということを学びました。日本人はわたしに、存在するものには全て理由がある、だから、生きとし生けるもの全てを尊重するということを教えてくれました。

わたしは1年間日本の知的障害者センターでボランティアをしました。そこで彼らの能力を目にしました。知的障害者はパンの作り方や名刺のデザインなどを学んでいました。311東日本大震災の後、わたしはとても感動しました。彼らは被災者を励ますために歌を歌ったのです。拒否から理解、受容、そして、ついには尊重へと、わたしは研究を通して、知的障害者のニーズや支援方法を理解するに至りました。日本人の友達は、知的障害者の技術や能力を活かすことが、彼らを助けることになるということを教えてくれました。

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